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劇場版0・渋谷事変までの重要な展開を含みます

夏油傑とは?闇落ちの理由・死亡・羂索との違いを解説

夏油傑(げとう すぐる)は、五条悟と並ぶ特級呪術師でありながら「最悪の呪詛師」へと堕ちた人物です。闇落ちの経緯、劇場版0(第0巻)での死亡、そして本編に現れる夏油=羂索との違いを、原作の巻・話数と集英社の単行本情報で整理します。

結論:夏油傑は0巻で死亡し、本編の夏油は別人(羂索)

夏油傑は懐玉・玉折編(第9巻)で思想が変わって呪詛師となり、『呪術廻戦0』の結末で乙骨憂太に敗れた後、五条悟に討たれて死亡します。第11巻の渋谷事変以降に登場する「額に縫い目のある夏油」は本物ではなく、肉体を乗っ取った呪詛師・羂索です。

闇落ち第9巻・第79話「これからの話」(懐玉・玉折編)
死亡『呪術廻戦0(第0巻)』の結末
本編の正体第11巻・渋谷事変で五条を封印した羂索(偽物)

夏油傑のプロフィール

まずは基本情報です。所属・等級・術式・声優は、いずれもアニメ公式のキャラクター情報で確認できます。

名前夏油傑(げとう すぐる)
元の所属東京都立呪術高等専門学校(五条悟と同級生)
等級特級呪術師(後に呪詛師として指名手配)
術式呪霊操術
声優櫻井孝宏
関連作本編/懐玉・玉折編/劇場版『呪術廻戦0』

術式「呪霊操術」とは

夏油傑の術式は呪霊操術です。祓った呪霊を取り込み、自分の手駒として使役できます。取り込んだ呪霊の数と種類がそのまま戦力になるため、多くの呪霊を抱えるほど手数が増えます。強力な呪霊を束ねて同時に操れる点が、五条悟の無下限呪術とは異なる「数と多彩さ」の強みです。特級呪術師に位置づけられるのも、この汎用性の高さが理由の一つです。

ただし、この術式には代償があります。取り込む呪霊は人間の負の感情から生まれた存在で、夏油はそれを口から取り込む必要があります。本人がのちに「猿共(非術師)が生み出した汚物を飲み込む」と表現したこの行為を、任務のたびに繰り返すことになります。非術師への嫌悪を抱えたまま消耗を重ねたことが、後の思想転換の下地になりました。強い術式ほど、その術師の心をすり減らしていく——夏油の闇落ちは、能力と表裏一体でもあります。

五条悟との高専時代(懐玉編)

夏油と五条は東京の呪術高専で同級生であり、当時は二人で「最強」と称される名コンビでした。第9巻に収録される懐玉編(過去編)では、星漿体・天内理子の護衛任務に二人で臨みます。任務を軽口を交わしながらこなす二人の関係は、のちの決別をより重いものにしています。

この任務で二人は、術師の常識を超える相手や、非術師社会の身勝手さに直面します。五条が圧倒的な才能で「一人でも最強」へと突き抜けていく一方、夏油は現場で人間の弱さや理不尽さを一つずつ背負い込んでいきました。同じ「最強」でも、才能で孤高に立つ五条と、弱者を守ろうとして摩耗する夏油とでは、抱えるものが正反対だったのです。

「私達は最強」から決別へ

懐玉編での二人を象徴するのが「私達は最強」という関係でした。しかし星漿体任務の結末を境に、二人の道は分かれていきます。五条は個としての力を極め、夏油は「守るべき相手」への疑問を深めました。玉折編では、夏油が非術師への態度を決定的に硬化させる出来事が続きます。

やがて夏油は高専を離れ、五条とは敵対する立場になります。第9巻の物語は、この「最強コンビの終わり」までを描いており、なぜ二人が別々の結末(五条は最強の呪術師、夏油は最悪の呪詛師)へ向かったのかを理解する鍵になります。二人が本当の意味で決着をつけるのは、後述する『呪術廻戦0』の結末です。

夏油傑が闇落ちした理由(複数の要因)

夏油の闇落ちは一つの事件ではなく、懐玉・玉折編(第9巻)で積み重なった複数の要因の結果です。上位の解説記事でも共通して、次のような要素が挙げられています。

① 天内理子の死

守るべき星漿体・天内理子を任務中に失ったことが、夏油の価値観を大きく揺さぶりました。

② 五条が一人で最強に近づいたこと

かつて二人で支え合った関係から、五条が単独で頂点へ向かう構図が生まれ、夏油の孤立感を深めます。

③ 玉折編での消耗

非術師のために呪霊を飲み込み続ける任務は、心身を確実にすり減らしていきました。

④ 呪術師と非術師の関係への疑問

守る対象であるはずの非術師から向けられる悪意に触れ、「誰のために戦うのか」という問いが深まります。呪霊は非術師の負の感情から生まれる——ならば呪霊のいない世界とは、非術師のいない世界ではないか。夏油の中で、この危険な発想が輪郭を持ち始めます。

⑤ 決定的な行動へ

玉折編では、夏油が思想を行動に移す出来事が描かれます。守るために戦ってきた立場から、非術師を切り捨てる立場へ——この一線を越えたことで、夏油はもう元の呪術師には戻れなくなりました。任務の消耗、大切な人の喪失、五条との距離、そして非術師への不信。これらは互いに無関係ではなく、一本の線でつながって夏油を追い詰めています。

そして第9巻の第79話「これからの話」で、夏油は「呪術師以外の非術師を滅ぼし、呪術師だけの世界を作る」という思想へ傾きます。ここが、特級呪術師・夏油傑が最悪の呪詛師へと転じる分岐点です。単なる「悪堕ち」ではなく、真面目で優しかった人物が理想を突き詰めた末に壊れていく過程である点が、夏油傑というキャラクターが強く語られる理由です。

百鬼夜行と、0巻での死亡

高専を離れた夏油は呪詛師として「百鬼夜行」を計画し、劇場版『呪術廻戦0(第0巻)』の舞台となる事件を起こします。この作品は本編の前日譚にあたり、主人公・乙骨憂太との対決が描かれます。

結末で夏油は、乙骨憂太との戦いに敗れます。そして駆けつけた五条悟が、かつての親友である夏油にとどめを刺し、夏油は死亡します。「親友の手による最期」であることが、この場面が繰り返し語られる理由です。第0巻を読めば、闇落ち後の夏油の目的から最期までを一続きで確認できます。

本編の夏油=羂索との違い(渋谷事変)

0巻で死亡したはずの夏油が、本編にも登場します。しかしこれは本物ではありません。第11巻の渋谷事変で、額に縫い目のある夏油が五条悟を「獄門疆」で封印します。この人物の中身は、夏油の肉体を乗っ取った別の呪詛師・羂索です。

つまり「夏油傑」と呼ばれる存在は二つに分かれます。0巻で死亡した本物の夏油傑と、その死体を器として使う羂索です。羂索は脳を移し替えることで時代を越えて生き続けてきた呪詛師で、夏油の肉体はあくまで「今の器」に過ぎません。目的も夏油本人とは別で、人類全体に関わる大きな計画を進めています。検索で「夏油 生きてる?」「本編の夏油は本物?」と迷う原因は、この乗っ取りにあります。

見分けの目印になるのが額の縫い目です。0巻までの本物の夏油には縫い目がなく、本編に登場する額に縫い目のある夏油が羂索(偽物)です。人物名は同じ「夏油」でも、闇落ちの経緯や0巻での死亡を背負った本物の物語と、羂索が器として動かす偽物の物語は、はっきり切り分けて読む必要があります。夏油傑という人物の悲劇は0巻で完結しており、それ以降に暗躍するのは別人だと理解すると、本編の展開も混乱なく追えます。

夏油傑の出来事を時系列で見る

  1. 第9巻・懐玉編五条悟との星漿体護衛任務

    高専の同級生として二人で任務に臨み、術師社会の理不尽に直面します。

  2. 第9巻・第79話思想の転換(闇落ち)

    天内理子の死などが重なり、非術師を滅ぼす思想へ傾きます。

  3. 劇場版0・第0巻百鬼夜行と死亡

    乙骨憂太に敗れ、五条悟に討たれて死亡します。

  4. 第11巻・渋谷事変偽夏油(羂索)が五条を封印

    肉体を乗っ取った羂索が五条悟を獄門疆で封印します。

目的別に読むなら何巻?

闇落ちの経緯を知るなら第9巻

懐玉・玉折編を収録。天内理子の任務から第79話「これからの話」までを続けて読めます。

死亡(最期)を確認するなら第0巻

『呪術廻戦0』は本編の前日譚。夏油の目的から乙骨・五条との決着までを一冊で確認できます。

羂索との違いを知るなら第11巻

渋谷事変で偽夏油が五条を封印する場面を収録。本物と偽物の分岐点です。

よくある質問

夏油傑はいつ・何巻で死亡しますか?

『呪術廻戦0(第0巻・東京都立呪術高等専門学校)』の結末で、乙骨憂太との戦いに敗れたのち、親友の五条悟に討たれて死亡します。

本編に登場する夏油は本物ですか?

本物ではありません。第11巻の渋谷事変で五条悟を封印したのは、夏油の肉体を乗っ取った呪詛師「羂索」です。0巻で死亡した本物の夏油とは別人です。

夏油傑が闇落ちした理由は何ですか?

懐玉・玉折編(第9巻)で天内理子の死などが重なり、第79話「これからの話」で呪術師以外の非術師を滅ぼす思想へ傾いたためです。

夏油傑と羂索の違いは?

夏油傑は0巻で死亡した本物の人物、羂索は脳を移し替えてその肉体を乗っ取った別の呪詛師です。同じ姿でも中身と目的が異なります。額の縫い目の有無が見分けの目印です。

夏油傑と五条悟はどんな関係ですか?

呪術高専の同級生で親友でした。かつては二人で「最強」と称されましたが、非術師への考え方の違いから決別します。最期は五条が親友の夏油にとどめを刺す形になりました。

夏油傑の闇落ちはアニメの何編で描かれますか?

テレビアニメの懐玉・玉折編(第2期)で描かれます。原作では第9巻に収録された過去編にあたります。

確認に使った情報

巻・収録話は集英社の単行本情報で、出来事は運営元の異なる複数の記事で照合しています。考察やアニメ配信状況を、原作の確定情報として混ぜていません。